リスボン地震

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リスボン地震(りすぼんじしん)は、ヨーロッパ西部のポルトガル(リスボン付近)で発生する地震である。過去に数回発生しているが、特に有名なのは、1755年に起きた巨大地震である。

1321年

14世紀初頭の1321年、リスボン等を大地震が襲った。わずか3時間の間に、3回も(立て続けに)大地が揺れたという。リスボン大聖堂など、複数の建物に被害あり。

1356年

1321年の地震から35年後、再び、ポルトガル南部を大地震が直撃。8月24日に起きたこの地震は、スペインでも、セビリア大聖堂等を壊した。

1531年

16世紀の1531年1月26日にリスボン等を襲った大地震は、M(マグニチュード)6〜7程度。死者はおよそ30,000人。

1755年

そして18世紀の、1755年11月1日、リスボン周辺で起こった地震としては最大の、M8〜9程度の巨大地震が発生。イベリア半島を中心に、西ヨーロッパの広範囲が猛烈な揺れに襲われた。震源はポルトガル沖。

リスボンにあるカルモ修道院は、揺れによってあちこちが崩れ落ち、廃墟と化した(現在もその爪痕が残されている。)。

被害は、地震の揺れのみに留まらず、直後に発生した大火災や巨大津波によるものも、極めて顕著で甚大であった(ヨーロッパの町はほとんどが揺れと火災で壊滅し、遠く離れた西インド諸島等でも津波あり。火災旋風も発生。)。

死者は5万〜6万人ともいわれ、ヨーロッパの歴史上、最悪の震災となった。

地震後、ポンバル侯爵らによって、復興等に力が尽くされた。その影響もあり、この地震は、国家が復興等に責任を持った初の災害とも言われている。